新規就農者の確保や後継者の育成のため、体験研修の受け入れや補助金の充実などを実施しており、一定の成果がでています。また、法人牧場が新たに開設され、最新のロボット搾乳機械が導入されるなど、スマート農業の推進による省力化が図られています。今後は、酪農ヘルパーの充実など、就農者が働きやすい環境づくりや、 ICTの整備により、時代の変化にあわせた働き方ができる環境づくりが求められています。
6次産業化や地産地消の取り組みとして、なかとん牛乳を製造して販売するとともに、学校給食の提供による地産地消やふるさと納税の返礼品としても活用しています。また、なかとん牛乳を使用した2次加工品の開発に期待の声があります。醸造用のぶどうの試験栽培を開始していますが、生育はおおむね順調です。将来的には、中頓別のぶどうを使用したワインの生産を目指して取り組みを進めます。
民有林の機能活性化のための支援や町有林を整備することで、災害を防ぐとともに、森林や河川の自然環境を保全しています。また、公共施設を中心に木質バイオマスボイラーを導入し、森林資源の循環活用を進めています。今後は、さらなる推進と普及を図り、環境に配慮したライフスタイルを提案するとともに、新たな仕事をつくりだすことが期待されています。また、子どもたちに森の大切さや林業の仕事を伝えていくことで、次世代の担い手づくりが求められています。
観光まちづくりビューローを設立し、自然や文化歴史体験、ピンネシリ地区を拠点とする観光施設の運営など
近年は若い世代を中心とした、町内商店の承継や飲食店の起業が生まれています。今後も商工会とも連携しながら、チャレンジしたい意欲のある人を応援し、後継者のいない事業の承継や空き店舗の活用を進めていくことが求められています。